2025年7月19日未明、アメリカ・ロサンゼルスの東ハリウッドで発生した暴走事件が、全米に衝撃を与えました。
深夜のナイトクラブ前に集まっていた人々に向かって車が突っ込み、30名以上が負傷。現場は大混乱に陥り、ネットでは「まるで映画のようだ」との声が飛び交っています。
この記事では、事件の詳細・犯人情報・現場の証言・SNSの反応まで、事実に基づいて独自にわかりやすくまとめました。
🕔事件の発生場所|群衆に突っ込んだ日産車
2025年7月19日 午前2時ごろ、ロサンゼルス・イーストハリウッド地区のナイトクラブ「The Vermont Hollywood」の前で、1台のグレーの日産ヴァーサ(Nissan Versa※)が歩道に乗り上げ、群衆に突入しました。
事件現場の画像
この車はタコス屋台やバレーパーキングのカウンターも巻き込みながら突っ込み、少なくとも30人が負傷。そのうち7人が重体、6人が重傷、10人が中等症・軽症と報告されています(LAFD発表)。
現場は、クラブ終わりの客や屋台の利用客で混雑しており、突入の衝撃は相当なものでした。

まさか賑わう夜の街で、車が武器になるとは…。しかも意図的な可能性があるなんて、本当に怖いです。
🚗 犯人が乗っていた車「Nissan Versa」とは?
日産が北米向けに販売する小型セダン。
「手頃な価格 × 広めの室内 × 高燃費」が特徴です。
- 全長約4.5mの5人乗りセダン
- 1.6Lエンジン搭載、CVT仕様で燃費は約17km/L(米EPA基準)
- 価格は約1万7,000ドル〜(約250万円前後)
- 自動ブレーキなどの安全装備「Safety Shield 360」も搭載可能
高級感や加速力は控えめですが、通勤・日常使いにちょうどいい1台として、若者や節約志向の人に人気です。
🚨犯人は29歳の男、フェルナンド・ラミレス


- 名前:フェルナンド・ラミレス(Fernando Ramirez)
- 年齢:29歳
- 居住地:カリフォルニア州・ロングビーチ在住、と報じられています
- 職業や経歴:現在、職業や逮捕歴などは公式には明らかにされていません。
LAPD(ロサンゼルス市警)は、運転手の身元をフェルナンド・ラミレス(29歳)と特定。
彼はロングビーチ在住で、事件当時はナイトクラブ内で泥酔状態にあり、複数回トラブルを起こしたためクラブから退去処分を受けていたことが明らかになっています。
その直後、車を運転して群衆に突っ込んだとされ、「クラブへの逆恨み」のような動機が指摘されています。LAPDは「故意だった可能性が高い」と発表しています。
ラミレス容疑者は事件後、群衆により車外に引きずり出され、殴る蹴るの暴行を受けたうえ、背後から銃撃され、負傷。現在は病院に搬送され、容体は安定しています。



ナイトクラブのトラブルから、こんな大事件になるとは…。お酒と感情の暴走がいかに危険か、改めて痛感しました。
🔫もう一人の“加害者” 銃撃した男は今も逃走中
現場でラミレス容疑者を銃撃した男について、LAPDは目撃情報や映像を元に捜査を進めています。
【銃撃者の特徴】
- ラテン系男性
- 身長約175cm、体重約82kg
- 青色のジャージ着用、銀色のリボルバー所持
- 現場から逃走中
銃撃は群衆による制裁の流れの中で起こったとみられ、事件は「加害者が被害者にもなる」という複雑な構図を見せています。現時点では銃撃者は特定されておらず、武装・危険人物としてLAPDが行方を追っています。
📡SNSの反応|「暴走男 vs 自警市民」で意見が真っ二つ
今回の事件を受け、SNSでは様々な反応が広がっています。
肯定派(自警団的行動を支持)
- 「酔って車で突っ込んだ奴が悪い。撃たれて当然」
- 「その場で止めた市民はヒーローだよ」
- 「警察が来る前に動いた勇気を讃えたい」
- 「正義の暴走かもしれないけど、誰かがやらなきゃ危険だった」
否定派(過剰な暴力に疑問)
- 「暴行+銃撃はやりすぎ。法が機能してない」
- 「犯人が悪くても、撃ったらダメでしょ」
- 「その場の怒りで撃った人は、もう一人の“加害者”になってる」
- 「まるで西部劇。これが現代のL.A.なのか…」



意見が割れるのは当然だと思います。ただ、“その場の正義”って、後になって必ず問われるもの。冷静さを保つのは本当に難しいですね。
🏛市長のコメントと今後の焦点
ロサンゼルス市長のカレン・バス(Karen Bass)氏は、「今回の事件に心を痛めている。徹底的な調査を進める」と声明を出しました。
警察は現在、次の3点に焦点を絞って捜査中です。
- ラミレス容疑者の動機の詳細
- 銃撃者の身元と行方
- 群衆による制圧行動の法的評価
今回のように、テロや組織犯罪ではなく、「個人の衝動的な犯行+群衆の報復」という構図は、今後の都市治安政策にも大きな影響を与えそうです。
🧭まとめ|「一人の暴走」が生んだ連鎖反応
- フェルナンド・ラミレス容疑者は、クラブから追放された直後、車で人混みに突入。
- 30人以上が負傷し、現場は大混乱。
- 群衆により制圧・暴行されたうえ、銃撃を受ける
- 銃撃者は今も逃走中。LAPDが捜査を続行
- SNSでは正義か暴力かを巡り、激しい議論が続く
この事件は「一人の暴走」がどれだけ大きな波紋を広げるのかを示した例でもあります。
都市の夜、群衆、SNSの拡散――あらゆる要素が入り乱れたこの事件の行方に、引き続き注目が集まります。



人混みに車で突っ込むなんて明らかに許されることではないですが、その後に群衆が暴行して銃まで撃つ流れも、ちょっと怖さを感じました。
「正義」の名のもとに暴力が連鎖するのって、本当に危ういですよね。冷静さを失わない社会であってほしいと強く思いました。
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