深夜の渋谷で、ロールス・ロイスのボンネットに乗り、執拗にキックを繰り返す男――。
その異常な行動は防犯カメラにしっかりと記録されていました。
蹴られていたのは、言わずと知れたイギリスの超高級車。
しかもこの男、ロールス・ロイスだけでなく、「ベンツ」や「ジャガー」など、他の高級車にも次々と破壊行為を働いていたのです。
逮捕されたのは東京都大田区に住む会社員・山元啓太容疑者(24)。
容疑は器物損壊。供述では「覚えていません」と話しているものの、その行動はあまりにも計画的で、ネット上では「妬みの暴走」「人生終了コース」と厳しい声が多数上がっています。
この記事では、山元容疑者の犯行内容から経歴、ネットの反応、今後の展開(末路)までをわかりやすくまとめています。
事件の概要|深夜の渋谷で起きた異常な暴行
- 発生日時:2025年1月18日 午前3時40分ごろ
- 場所:東京都渋谷区・千駄ヶ谷の月極駐車場
- 容疑者:山元啓太(24歳・会社員・大田区在住)
事件が発生したのは、2025年1月18日 午前3時40分ごろ。
場所は、東京都渋谷区・千駄ヶ谷にある月極駐車場です。
防犯カメラには、黒いフード付きのパーカーをかぶった男がふらつきながら駐車場へと現れる姿が映っていました。
そして男は、駐車中のロールス・ロイスの前に立つと、突然、前方エンブレムを何度も蹴り始めたのです。
蹴りは一発だけでは終わりません。
何発も、何発も、執拗にキックを繰り返し、ついにはボンネットの上に乗ってまで攻撃を続けました。

驚くべきことに、蹴られていたロールス・ロイスのエンブレムは無傷。
しかし怒りの矛先はそのままフロントガラスへ向かい、ついにガラスを破壊。
被害額はこの1台だけでおよそ100万円にものぼるとされています。
さらに同じ時間帯、同じ駐車場では「ベンツ」や「ジャガー」、バイクなども被害に遭っており、計10件近くの高級車が破壊されたと報じられています。

犯行理由は嫉妬心?
なんにせよ明らかに異常な行動で、精神状態を疑う、ドン引きの犯行です。
犯行内容の詳細|狙われたのは“超高級車”


- 被害車両①:ロールス・ロイス(修理費:約100万円)
- 被害車両②:ベンツ、ジャガー、バイクなど合わせて10件近く
今回の事件が注目を集めている理由のひとつが、狙われた車の「格」です。
山元啓太容疑者が攻撃したのは、ロールス・ロイス、ベンツ、ジャガーなどの高級車ばかり。
1台の被害額は数十万〜100万円超。合計で800万〜1500万円規模の損害になる可能性もあると、ネットでは見積もられています。
ロールス・ロイスに関しては、エンブレムをしつこく蹴り続けたにもかかわらず、破壊には至らず。
その後、フロントガラスに標的を移し、蹴破って破壊しました。
事件直後の報道によれば、当日は他にもベンツやジャガーのフロントガラスやミラーが破壊されていたとのことです。
駐車場には防犯カメラが複数設置されており、録画映像が決め手となって山元容疑者の関与が浮上。
半年後の2025年6月30日、警視庁が逮捕に踏み切りました。
なお、本人は「(酒に酔って)覚えていない」と供述していますが、ネットでは「フードで顔を隠してる時点で酔ってたでは済まされない」という厳しい意見も目立ちます。



「酒に酔って覚えていない」で絶対に済まされない犯罪行為です。
そもそも高級車やエンブレムを狙って蹴っている時点で、ある程度意識はハッキリしている気もします。
個人の勝手な考察ですが、瞬間湯沸かし器的に怒りをコントロールできない人ってたまにいますが、そういうタイプなのかもしれませんね。
山元啓太容疑者の経歴|会社員だがどこ所属か特定不明


- 年齢:24歳
- 職業:会社員
- 居住地:東京都大田区
今回逮捕されたのは、山元啓太容疑者(24歳)。
報道では、東京都大田区在住の会社員とだけ発表されており、
勤務先の企業名や職種、勤務年数などの詳細は、現在のところ特定されていません。
一部では「どうせ派遣かバイトじゃないのか?」「いやいや大企業勤務でもおかしくない年齢だ」といった憶測も飛び交っていますが、現段階では確かな特定情報はなし。
ただ、一般企業に勤めていた可能性は高く、逮捕によって懲戒解雇となるのはほぼ確実と見られています。
ネット上ではすでに「会社クビ確定だろ」「前科もついて人生終了」など、
社会的制裁を受けることへの言及が相次いでいます。
さらに、顔と名前が報道されたことで「転職も厳しいのでは?」といった声も。
一部では「親が金持ちでパパが弁償するのでは」という噂まで出ていますが、もちろんこれも憶測の域を出ません。



山元啓太容疑者は具体的な経歴などは特定されていません。
わかっているのは名前、顔写真、年齢、会社員という職業、大田区在住という情報だけです。
それでも名前と顔は出ているので、少しでもかかわりのある人ならすぐ分かって特定はされそうな気もします。
ネットの反応まとめ|「リアルカイジ」「一生弁償コース」
今回の事件は、映像のインパクトと対象車種のインパクトの強さもあり、
SNSやコメント欄では怒りと呆れの声が爆発しています。
以下、特に目立っていた意見をいくつか紹介します。
▼ 批判・怒りの声が圧倒的
- 「フードで顔隠してる時点で“酔ってて覚えてない”なんて通用しない」
- 「10台破壊で被害総額は1000万円超か…一生かけて弁償しろ」
- 「車蹴る努力があるなら、その車に乗れるように努力しろよ…」
- 「高級車乗ってるだけで襲われるとか、日本も物騒になったな」
▼ 笑いと皮肉が混じる反応も…
- 「リアルカイジじゃんw 地下労働コース確定」
- 「夢のロールス・ロイスに“乗れた”代償が人生終了」
- 「損害額 ÷ 推定年収=懲役年数で計算してくれ」
- 「カイジ読んだことなさそう。弁償がんばってね!」
▼ 被害者側への共感も多い
- 「高級車持ってる人って“嫌味”じゃなくて“努力の結果”なのに…」
- 「こういうやつがいるから、屋外に車停めたくなくなる」
- 「器物損壊だけで済まされるの?もっと厳罰化すべきでは」
また、「こういう事件ってその後報道されないよな…」「結局どうなったかも追いかけて欲しい」といった声も散見されました。
顔と名前が全国ニュースで出たことで、加害者本人だけでなく家族・職場にも影響が出ることは避けられないと見られています。



最初にニュースを見た個人的な感想としては、金持ちに相当な嫉妬や恨みがあるのかな?と思いました。
仕事柄、金持ちとかかわることが多くて、普段からマウントを取られてフラストレーションを溜めていたとか?そんなことを想像しました。
今後の展開は?|刑事・民事のダブルパンチ


山元啓太容疑者の今後には、刑事事件としての処罰と、民事での損害賠償請求という2つの大きな責任が待っています。
■ 刑事責任:器物損壊罪の適用と罰則
山元容疑者にかけられているのは、「器物損壊罪」(刑法第261条)です。
【刑法 第261条】
他人の物を損壊し、又は傷害した者は、3年以下の懲役または30万円以下の罰金若しくは科料に処する。
器物損壊罪は「親告罪」のため、本来は被害者の告訴が必要ですが、報道では逮捕されているため、告訴はすでに出ていると考えられます。
実際に10件近い被害があることから、刑事責任は重く見られる可能性があります。
もし「酔っていた」「覚えていない」としても、故意に行動している映像が残っている場合、責任能力が認められることが一般的です。
また、今回のように複数の車両に対して連続的に行った場合、刑罰の判断において計画性や悪質性が重く評価される傾向にあります。
■ 民事責任:損害賠償は「全額請求」が基本
刑事罰が終わっても、それで終わりではありません。
被害者(車の所有者)からの民事上の損害賠償請求が山元容疑者に対して行われる可能性が高いです。
自動車の破壊となると、ガラス交換だけで1台数十万円~100万円以上。
高級車であれば、純正部品や特別施工が必要なため、修理費がさらに跳ね上がるケースも少なくありません。
たとえば以下のような費用が請求対象になります:
- 部品交換費用(フロントガラス、エンブレム等)
- 修理工賃
- 代車費用
- 営業車の場合は休業損害
これらは加害者個人に全額請求されることが原則であり、「払えないから払わなくていい」という理屈は通りません。
■ 自己破産しても逃げられない?
よくある誤解ですが、「自己破産すれば弁済は免れる」とは限りません。
民法第709条(不法行為に基づく損害賠償)に該当する損害、特に故意による犯罪行為に伴う損害賠償債務は、破産法第253条により免責の対象外とされる場合があります。
つまり、今回のように防犯カメラに明確な故意の破壊行為が記録されていれば、自己破産しても賠償義務が残る可能性が高いということです。
■ 今後の社会的影響
・前科が付く可能性あり(不起訴処分にならなければ)
・会社は懲戒解雇の可能性大
・報道で顔と実名が出たことによる社会的信用の喪失
・就職や転職時に影響
・周囲の人間関係へのダメージ
一度の“衝動”や“妬み”が、その後の人生に大きな爪痕を残す典型例になる可能性があります。



価値の高い高級車ばかりなので、被害者の怒りも強いと思います。
相当重い責任を問われそうです。
まとめ|たった数分の暴走で、人生が壊れる時代
高級車を執拗に蹴り続けるという、あまりにも突発的で理解しがたい行動。
それはたった数分間の破壊衝動だったかもしれません。
しかしその代償は、本人の想像をはるかに超えるものでした。
ロールス・ロイスをはじめ、数台の高級車が破壊されたことによる損害額は1000万円近く。
さらに、刑事罰と民事賠償の両方に追われる可能性が高く、
実名・顔写真の報道により、社会的信用も大きく損なわれました。
たった数分の感情の爆発が、将来のキャリア、人間関係、経済的自由をすべて失う引き金になりうる――
それが今の時代です。
SNSやネット掲示板では、「妬み」「自己責任」「リアルカイジ」など、厳しい言葉が並びました。
けれど、その奥には「こんな行動に走らないためにはどうすればよかったのか?」という、
現代の若者の孤独やフラストレーションへの問いかけも見え隠れします。
「酔っていた」「覚えていない」
その一言では済まされない現実を、私たち一人ひとりが真剣に考えなければいけない時代なのかもしれません。
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