俳優としてだけでなく、時計やスニーカー、バイクなど多趣味で知られる谷原章介さんが、BS朝日『カーグラフィックTV』にゲスト出演し、愛車「ジャガーEタイプ・ロードスター シリーズ1」を披露しました。
その美しいフォルムと希少性が際立つこの車にまつわるエピソードとともに、谷原さんのクルマへのこだわりや哲学、愛車遍歴に迫ります。
谷原章介の愛車物語:ジャガーEタイプとBMW2002が語る美学
谷原章介とクルマの関係
クルマ好きの原点
谷原さんがクルマに興味を持ったきっかけは、1970年代から1980年代にかけて日本を席巻したスーパーカーブームでした。
当時、ポスターに描かれたランボルギーニ・カウンタックやフェラーリに憧れを抱き、自然とクルマそのものに魅了されるようになったそうです。
その影響を受け、最初に購入した車はホンダ・インテグラ。
大学生の頃に手に入れたこの車は、谷原さんにとって初めての愛車体験となり、その後のクルマ好き人生の原点となりました。
現在も所有する愛車BMW2002
22歳の頃、喫茶店で目にしたクラシックなデザインのBMW2002に一目惚れし、購入を決意しました。
この車は、現代の車にはないアナログな操作感や運転する楽しさがあり、現在も大切に所有されています。
「30年間ずっと乗り続けてきた車」という言葉からも、谷原さんのクルマ愛がうかがえます。
注目のジャガーEタイプ・ロードスター
ジャガーとの出会い
今回の『カーグラフィックTV』出演時に披露した「ジャガーEタイプ・ロードスター シリーズ1」は、谷原さんが最近購入した愛車です。
購入のきっかけは、ある先輩俳優からの「お見立て」。
その言葉を信じ、希少な右ハンドル仕様のEタイプを手に入れたと言います。
純白のボディはまさにクラシックカーの中の名作であり、彼の美意識にぴったりの一台です。
特別な一台
Eタイプ シリーズ1は1960年代に生産され、時代を超えて愛される名車として知られています。
希少な右ハンドル仕様というだけでも価値が高く、まさに「特別」な一台。
谷原さん自身も「乗っていて楽しい」と語り、この車への愛情が感じられます。
「カーグラフィックTV」でのエピソード
番組ではMCの松任谷正隆さんもその車の美しさに感嘆し、「いい感じ」と絶賛しました。
谷原さんはBMW2002とどちらを披露するか迷った末、Eタイプを選んだ理由について「せっかくの機会だから見栄を張りたかった」と笑いを交えて語りました。
谷原流のクルマ哲学
「新車よりも中古車」へのこだわり
谷原さんは、新車にはない「人間味」が中古車にはあると感じています。
クルマの傷や経年劣化も含めて一つの個性として捉え、車の履歴を大切にする姿勢がうかがえます。
現代のクルマに対する考え
彼は「現代のクルマは一見ゴージャスだけど、人間が関与できる部分が少なくなっている」と語ります。
自動運転や電子化が進む一方で、運転そのものを楽しむ要素が減っていることに対し、一抹の寂しさを感じているとのことです。
クルマとライフスタイルの融合
日常でのクルマとの付き合い方
谷原さんは、BMW2002を日常使いにしつつ、ジャガーEタイプを特別なイベントや機会に活用しています。
この2台は、それぞれ異なる魅力を持ちながら、彼の生活に溶け込んでいます。
美しいクルマを愛する理由
谷原さんにとって、クルマは「美しいものであるべき」存在。
性能だけでなく、デザインやフォルムの美しさにも強いこだわりを持っています。
ジャガーEタイプ・ロードスター シリーズ1の価格
ジャガーEタイプ・ロードスター シリーズ1は、その美しいデザインと高性能で知られるクラシックカーです。
中古車市場における価格は、車両の状態や年式、希少性によって大きく変動します。
一般的には、約1,170万円から2,400万円の範囲で取引されています。
この価格帯は、Eタイプの持つ歴史的価値やデザインの美しさ、そして市場での希少性を反映しています。
特に、オリジナルの状態を保っている個体や、限定生産モデル、右ハンドル仕様などの希少な仕様は、高値で取引される傾向があります。
ジャガーEタイプを所有する他の芸能人
ジャガーEタイプは多くの著名人にも愛されてきました。
例えば、俳優の夏木陽介さんが所有していたことが知られています。
さらに、他の芸能人や有名人の中にも、ジャガーを愛車として選んでいる方々がいます。
Eタイプは、そのエレガントなデザインとスポーツ性能から、多くの人々を魅了し続けています。
そのため、現在でも高い人気と価値を持ち、クラシックカーファンやコレクターの間で特別な存在感を放っています。
よくある質問
ジャガーEタイプ・ロードスターについてのよくある質問を以下にまとめました:
1. ジャガーEタイプ・ロードスターの生産期間はいつですか?
ジャガーEタイプは1961年に初めて登場し、1975年まで製造されました。
特にシリーズ1(1961年~1968年)は、その美しいデザインとパフォーマンスで「史上最も美しい車」と評されることが多いモデルです。
2. ジャガーEタイプのエンジン仕様はどのようなものですか?
シリーズ1のジャガーEタイプは以下のようなエンジンを搭載しています:
- 3.8リッター直列6気筒エンジン(1961~1964年)
- 4.2リッター直列6気筒エンジン(1964~1968年) これらのエンジンはスムーズな加速と高いパフォーマンスを提供し、当時のスポーツカー市場で非常に評価されました。
3. ジャガーEタイプの最高速度はどのくらいですか?
3.8リッターモデルでは最高速度約240km/hに達し、1960年代のスポーツカーとしては非常に高性能でした。
その速さは、モータースポーツ界でも注目されました。
4. ジャガーEタイプの価格はどのくらいですか?
中古車市場での価格は、状態や年式、仕様によって変わります。
一般的には約1,170万円から2,400万円ほどですが、レストア済みのモデルや希少な右ハンドル仕様などはさらに高額になることがあります。
5. メンテナンスはどの程度必要ですか?
クラシックカーであるため、定期的なメンテナンスが欠かせません。
特にエンジンやサスペンション、ブレーキ系統の点検が重要です。
また、専門の修理工場やジャガーに詳しいメカニックに依頼するのが望ましいです。
6. ジャガーEタイプの燃費はどうですか?
クラシックカーであるため燃費は現代の車と比べると低く、平均して6~8km/L程度とされています。
性能を重視して設計されたスポーツカーであるため、燃費よりも運転の楽しさを優先したモデルです。
7. ジャガーEタイプの購入時に注意する点は?
購入時には以下の点をチェックすることをおすすめします:
- 車体の錆や腐食。
- オリジナルのパーツが使用されているか。
- エンジンやトランスミッションの状態。
- 過去の整備履歴やレストア履歴。
8. ジャガーEタイプは投資として価値がありますか?
ジャガーEタイプはコレクターズカーとしての価値が非常に高く、今後も希少性が増すと予想されています。
特にシリーズ1や右ハンドル仕様は投資としての価値が高いとされています。
9. 現在でもジャガーEタイプはモータースポーツで使用されていますか?
現在ではクラシックカーイベントやレースに出場する個体があります。
多くの所有者が、ジャガーEタイプをヴィンテージカーレースに参加させ、当時の性能を楽しんでいます。
10. ジャガーEタイプのカブリオレ(ロードスター)とクーペの違いは?
- ロードスター: 開放感のあるオープンカータイプ。
- クーペ: 固定屋根のあるクローズドボディタイプ。 どちらも美しいデザインですが、ロードスターは特に優雅さと開放感が魅力とされています。
まとめ
谷原章介さんにとって、クルマは単なる乗り物ではなく、自分自身の生き方や美学を映し出す大切な存在です。
30年間愛され続けているBMW2002と、新たな挑戦として選ばれたジャガーEタイプ・ロードスター。
この2台は、彼の人生そのものを物語っています。
谷原さんのように、クルマを通じて自分のライフスタイルを語ることは、多くのクルマ好きにとっての憧れではないでしょうか。
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